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Petit Lapin のフランスで食べる至福のごはん。を改めまして、日本の片田舎で美味しいもの探索。でも、将来は地元でお菓子屋さん兼カフェを開くぞ~!!


by emiko_cuisine-fr
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リンゴのお酒

毎年、5月6月あたりに恒例のモンサンミッシェル、サンマロ旅行が学校であり、3年連続引率をしていました。個人的にも2回行っているので、トータルこのコースは5回!!慣れたモンです。そのときに必ず訪れるシードル・カルバドス工場。後で紹介しますが、ここのシードルが美味しい!!いつも行くたびに買い込んでいたのですが、去年はレストラン研修のため行けず、彼が引率で行くということで、大量にシードルを買ってきてもらったんだけど、私が研修から戻る12月には消えていた・・・・・ショック!!まあ、彼が払ったのだから諦めるか・・・。シクシク

ということで、みなさん!
シードルといえばノルマンディー地方やブルターニュ地方を代表するリンゴのお酒ですよね!
でも!!シードルは実はフランス各地に存在するのです!!

アルザス、ブルゴーニュ、シャンパーニュ、ロワール、サヴォア、バスク地方

そして、もっと驚きなのは、発祥の地というのでしょうか、それはスペイン国境をはさむバスク地方です。正確にはスペインのサン・セバスチャンの町からフランスに?
バスク地方では、シードルを『sagarnos シャガルノ』といいます。
バスクのシードルはブルターニュ地方のシードルとはまったく味が異なり、甘味は少なく酸味が強い、発泡性があり、しっかりとしたりんごの味がします。見た目は少し薄黄緑色で濁っていている。アルコール度数も少し高めです。面白いのが、樽からシードルを飲むときに、小さな穴から勢いよく出たシードルをコップにいれ、泡立てる。私も一度体験してみたいわ~。
リンゴのお酒_f0140171_23574284.jpg


さてさて、話は旅行で行くシードル・カルバドス工場に戻します。
カルヴァドス県のオージュ地区にある『Domaine Dupontドメ―ヌ・デュポン』
http://www.calvados-dupont.com/Pages_japonaises/welcomejp.htm 
日本語も少しあり。
ココのシードル、カルヴァドスはレストラン・タイユヴァン、アラン・デュカス、アルページュや日本にも輸出をしています。そして、ご主人は
『フランスで唯一、水で薄めていないカルヴァドスを造っている』
というのです!え!じゃあ他のカルヴァドスは水で薄めてあるの!?
でも、確かにココのお酒は美味しい~ 。常連になるのも頷けます。
最近では、シードルをカルヴァドスの樽で6ヶ月熟成させ、澱もなるべく少なくし、瓶もシャンパンのような形のおしゃれなCuvée Réservéeも作っています。見た目に弱い私はこれが出来てからはちょっと高いけど、これもいっしょに購入。
他にも、リンゴのジュースやジャム、蜂蜜も売っている。私はいつもここのジャムをお土産に日本に持って帰るけれど、母はあっという間に食べちゃうぐらい美味しいと言っています。

次はりんごのお酒が出来るまでのお話
by emiko_cuisine-fr | 2007-06-29 00:02 | フランスの旅 le voyage